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SDGsの活動に取り組む中部農林高校にスクールパートナー認定証を贈呈

SDGsの活動に取り組む中部農林高校にスクールパートナー認定証を贈呈

地域の歴史を学び、伝える活動を行っている中部農林高校の生徒たちに、RBCからスクールパートナー認定証が贈られました。
中部農林高校福祉科の生徒たちは、沖縄の戦後復興期の逸話をもとに、「海を越えてつながる心と命」と題してうるま市内の3校の小学校で出前授業をおこなってきました。
 生徒たちの地域に根差した活動を受けて、RBCの嘉手川幹也取締役から生徒代表の2人と大城尚子教諭にスクールパートナー認定証を贈呈しました。

「海を越えてつながる心と命」の出前授業は、沖縄からハワイに渡った移民が、戦後の沖縄の食糧難を支え、それがその後の養豚の復興につながった逸話を残していくための活動として始まりました。

ここまで命を繋いできてくれた先人への尊敬と感謝の心を育むこと、そして地元うるま市のために、自分たちにできる社会貢献をすることを目的としています。

福祉科2年 池原利山さん

「海から豚がやってきた」というお話は、沖縄からハワイに移民したウチナーンチュの方々の「故郷を助けたい」と思う気持ちから始まりました。そのおかげで、海を越えて繋がる命があったこと、感謝して豚をいただくことや先人が繋いでくれた「想い」について学ぶことができました。
僕自身が多くの方に伝えたいことは、先人たちが危険を顧みず沖縄に豚を届けてくれたことへの感謝の気持ちを忘れず、県民一人ひとりがこの物語を後生へ伝え続けることが、先人への恩返しになるのではないかということです。

福祉科2年 亀谷美早紀さん

私がこのプロジェクトを通して伝えたいことは、「想う」ことの大切さです。
海から豚がやってきたお話は、ハワイに移民した方々の沖縄を「想う」心が集まって実現した「想う」心の表れです。「想う」心が沖縄の人々の命を助け、今の沖縄があるのです。
この心は、今もウチナーンチュの心として残っていると思います。このように「想う」心は誰かを助けられる心であり、後世に伝えられる大切な心です。私は、この「想う」心の大切さを伝えたくて授業に臨みました。

SDGs認定証

大城尚子教諭

「『海から豚がやってきた』プロジェクトは、高校生が地元の大切な歴史を小学生に伝えるということで、生徒たちにとって大きな学びと成長の機会になりました。生徒たちは、教材作り、各小学校や教育委員会の先生方との打ち合わせから授業実践まで、初めてのことに戸惑い、期待と不安と緊張の中、本番を迎えました。
授業当日はそれぞれ緊張した面持ちでスタートしましたが、小学生のキラキラした目の輝き、可愛い表情に心も和み、落ち着いて一人ひとりに声をかけたり、笑顔で接する姿もみられました。丁寧に授業実践をしている生徒たちの姿はプロジェクトがスタートした半年前よりも一回り大きく成長し、誇らしく輝いて見えました。」

SDGsの活動に取り組む中部農林高校にスクールパートナー認定証を贈呈3

RBCでは、県内のパートナー企業とともに「つなごう沖縄+」と題してSDGsに取り組んでいて、今回の授業は中高生とともに活動する「スクールパートナー」の一環で行われました。

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