2/24(月)～2/28(金)奥の猪垣を伝える、宮城邦昌さん

奥の猪垣を伝える、宮城邦昌さん

沖縄本島最北端にある国頭村の奥集落に息づく「協同一致の精神」。
それを象徴しているのが猪垣と言われています。

その昔、集落を取り囲むように段畑が切り開かれ、猪の侵入を防ぐために猪垣が張り巡らされていました。

9kmにも及ぶ猪垣は、大垣（ウーガチ）と呼ばれ、それぞれの農家によって受け持ち場所が決められ厳しく管理されていました。
その管理を記録した大垣台帳。

交通が発達していなかった昔、「陸の孤島」と言われていた奥では、住民たちは知恵を絞り、互いに協力しあいながら暮らしてきました。
人とのつながりが希薄になっている今こそ、猪垣づくりの団結力を学ぶことが大切だと宮城さんは言います。