2月20日の沖縄BON!!:特集「笑いのデパート『狂言』」
投稿日:2016年2月20日
2月6日7日の二日間に渡り、
国立劇場おきなわで狂言公演が行なわれました。
狂言とは人間賛歌の喜劇。
その歴史は650年前の室町時代までさかのぼりますが、
時代が変わっても色あせない庶民の日常にあるコミカルを描いています。
演じるのは人間国宝・野村万作さん
テレビや映画にもひっぱりだこの野村萬斎さん!!
まずは!公演に先駆けて行なわれた小学校での狂言教室へ。
講師は公演に出演される深田博治さんと内藤連さん。
型の体験前に狂言を披露したのですが、
狂言は①自前の効果音②ノーメイクが基本です。
また狂言は人間以外も登場。
室町時代と今では動物の鳴き声も違うなど驚く発見がありました!
萬斎さんのインタビューでは
③狂言は二文字目を張るということ。
抑揚をつけることでリズムがあり、感情や表現がより理解しやすいのです。
今回国立劇場おきなわで行なわれた狂言公演は
どれも人気の高い演目ばかり。
人間国宝・野村万作さん、そして息子の野村萬斎さんの親子共演
「舟渡聟(ふなわたしむこ)」は最も古い狂言の台本に残る物語のひとつでもあります。
また狂言教室で講演された深田さんらによる演目は「棒縛」。
沖縄芝居で人気のチョーギンも
この狂言をアレンジして作られています。
主のいない間にたとえ縛れていても酒を飲みたい
人間の欲求が描かれたユーモアあふれる作品です。
最後に紹介したのは「茸(くさびら)」
そう!文字通りキノコが登場する世界公演でも人気の狂言です。
一番のみどころはキノコのめまぐるしい動き。
いっけん簡単そうですが、全国の狂言教室でもこの動きをするのは
至難の業だそうです。
650年の時を超え、時代や文化が変わっても
色あせない“笑い”「狂言」。
日本の芸能に様々な影響を与えた伝統芸能
これからも注目したいですね!
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