テレビ・ラジオともに 平成29 年度日本民間放送連盟賞・優秀賞受賞!
今日発表された平成29年度日本民間放送連盟賞の中央審査において、RBC 制作の「Born
Again ~画家 正子・R・サマーズの人生~」がテレビ報道番組部門の優秀賞を受賞しました。
また「RBCiラジオスペシャル 同性パートナーシップ制度について考える」がラジオ報道番組部
門で、「RBCiラジオスペシャル 役者 北島角子 ~伝え続けたいのちの舞台~」がラジオエンタ
ーテイメント番組部門でそれぞれ優秀賞を受賞しました。
なお、表彰は11月7日に開かれる民間放送全国大会で行われます。
テレビ
■テレビ報道番組 優秀賞
「Born Again ~画家 正子・R・サマーズの人生~」
取材・構成 原 義和、編集 津堅厚一、プロデューサー 與那覇博明
講評:米国アリゾナ州で画家として生きた正子・R・サマーズさん(1928 年生まれ)の一代記。4歳で遊郭に売られ、「ジュリ」(遊女)となったこと、沖縄戦では軍幹部と行動を共にしたこと。戦後、沖縄駐留の米軍人と結婚して渡米した後、絵筆との出合いが新たに生き直す原動力となったことが自身の言葉で語られる。
時代に翻弄された主人公の数奇な人生とともに、その人物像が大きな魅力を放ち、見る者に強い印象を残す。
ラジオ
■ラジオ報道番組 優秀賞
RBCiラジオスペシャル「同性パートナーシップ制度について考える」
取材・ディレクター・ナレーション 狩俣倫太郎、プロデューサー 大野京子
講評:昨年7月に同性パートナーシップ制度をスタートさせた那覇市では、開始からひと月で8組が登録を済ませた。
番組では2組のカップルの実例を紹介し、制度の意義やこれからの課題に迫る。
出演者の声の力から、「パートナーとは何か」「家族とは何か」を突き詰めると、個人の尊厳の問題であることにも気づかされる。
ラジオ
■ラジオエンターテインメント番組 優秀賞
RBCiラジオスペシャル
「RBCiラジオスペシャル 役者・北島角子~伝え続けた いのちの舞台~」
ディレクター 森根尚美、プロデューサー 大野京子、出演 北島角子(故人)、ナレーション 土方 浄
講評:今年4月に85 歳で亡くなった北島角子さん。役者やラジオ番組のパーソナリティとして多くの聴衆を魅了した北島さんは、沖縄戦をテーマにした「一人芝居」で戦争の悲劇を伝え続けてきた。生前のインタビューや関係者への取材を通じて、北島さんの思いや魅力にあらためて迫る。丁寧な取材を通じて、北島さんの人柄や考え方がよく伝わる内容となっている。本人の感情がこもった肉声も散りばめられ、命の尊さや平和の大切さを再認識させられる。
※日本民間放送連盟賞(連盟賞、英文名:JBA Awards)は、番組、CM、放送技術の向上と、放送活動のより一層の発展を図ることを目的に、日本民間放送連盟(民放連)が1953(昭和28)年に創設した賞です。民放連の会員である全国の民放各社から参加のあった番組・事績を対象に毎年1回実施し、優れた番組、優秀と認められた事績を顕彰しています。