RBCiラジオスペシャル 2018年7月9日~ぶくぶく茶を楽しもう~
本日のRBCiラジオはぶくぶく茶について取り上げました。
ぶくぶく茶、沖縄の伝統的なお茶ながら、
なかなか県民ですら馴染みのないお茶ですね。
味は? 材料は? どうやって泡をたてるの?
ゲストはぶくぶく茶の復活、保存、普及に努めていらっしゃる、
沖縄食文化研究家の安次富順子さん。
そして沖縄のことをわかりやすくお話しして下さる方といえばこの方、
琉球マニアの賀数仁然さん。
そもそもなぜ泡をたてることになったのか?
実はなぜかはわかっていません。
首里の王朝などではなく、おそらく明治頃から
那覇の4まち(東町、西町、泉崎、若狭)の主に布市場で売られていたそうです。
戦争で泡をたてる道具、ぶくぶくー皿が失われましたが、
本土在住の東恩納寛淳氏の元にたった一つ残っていたぶくぶくー皿がきっかけで
今日、ぶくぶく茶が復活したそうです。
入り米を硬度の高い水で煮出したものと
さんぴん茶を合わせてぶくぶく皿の中で泡立てます。
これが面白いように泡立つのです!
茶碗にはさんぴん茶を注ぎ中にお赤飯を少し入れ、
泡をこんもりとのせ、その上から砕いたピーナツをトッピングして出来上がり。
煮出す水はサンゴ礁の島、硬度の高い沖縄の水があっているそうで、
垣花ヒージャーの水などもいいそうです。
しかし、毎回垣花ヒージャーまで行くのも大変ということで、
同じ硬度の水ということで、現在代用しているのが、
エビアン!!! フランスだし!!!(笑)
放送内で一番笑いが起きたエピソードですが、
うちなんちゅらしいなと思いました。
スタジオ内で作りました!
また、今回取材でお邪魔したのは那覇市識名にある「てん to てん」。
沖縄そばの名店というイメージですが、
開店当初から昔ながらの方法でぶくぶく茶を提供しています。
また、ぶくぶく茶保存会では毎月第3土曜日14時から、
那覇市牧志の「ほしぞら公民館」にて無料でぶくぶく茶体験教室を開催しています。
申し込みは必要なくどなたでも無料で自由に参加できるそうです。
手間がかかることや道具が必要なことから、
どこでも気軽に飲めるわけではないぶくぶく茶ですが、
だからこそ、私たちうちなんちゅが大切にして残していきたいですね。