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2019年3月11日 RBCiラジオスペシャル「地域の防災を考える」

東日本大震災から8年。
あの日の光景は今もまだ脳裏に焼き付いて離れず、
胸を痛めている方も多いでしょう。
とは言え、東日本大震災以降も様々な震災に見舞われている日本。
今や、想定外の災害が当たり前に起きています。
いつ起こるともしれない災害に備え、
これからは自ら考えて防災対策を行うことが求められています。

本日のゲストは、
元消防局員で、現在は糸満市西崎ニュータウン自治会自主防災会の副会長、古我知進さん。
そして、沖縄県消防協会副会長、沖縄消防団長会会長の久高清美さん。
久高さんはなんと、県内初の女性消防団長でもあります!
そして最後のお1人は、県内外で活躍しているバンド、seven oops!のキラキラドラム、MAIKOさん。
なぜMAIKOさんがゲストなのかと言うと、

実はMAIKOさん、消防団員になるべく、絶賛手続き中なのです!


西崎ニュータウン自治会は今月、大変大きな賞を受賞しました。

「防災まちづくり大賞」で全国の自主防災組織の中から、
最優秀である「総務大臣賞」を受賞されました。
副会長を務める古我知さんも「びっくりぎょうてんしました」とおっしゃるほど、
大きな名誉ある賞でもあります。
西崎ニュータウン自治会の取り組みは、
①行政が定める避難場所以外に、高齢者、障がい者のために、
 より近い場所に独自で避難場所を確保し、協定を結んだ。
②食糧提供を地域を優先してもらうようにコンビニ等と協定を結んだ
などが評価されたとのことです。
純粋に地元のために活動したことが受賞につながったとのこと。
素晴らしいですよね!

 

また、久高清美さんは「防災・減災研究所」を立ち上げ、
より身近に家庭でできる防災などを広くみなさんに伝える活動もされています。
女性の視点、女性の防災参加ということは非常に大事です。
久高さんがあげる、女性ができる防災としては、
①家族の健康管理  非難する際に健康であれば行動ができる
②整理整頓  災害時に物の散乱をなくすことで逃げやすくなる
などをあげていました。
なるほど、家の中のことを考えることから防災はできるということですね。

 

「沖縄は大丈夫よ」と漠然と思い、なかなか危機感を持つことが難しい方も多いでしょう。
実は名護市に体感型施設「防災研修センター」があります。
災害の恐ろしさ、災害時の対応などを体験することができる施設です。
MAIKOさんに取材してもらいました!

防災研修センターはシアターや風水害、火災、地震など様々なゾーンがあります。


こちらは災害用グッズの展示

   
冠水した道路でのドアにかかる水圧体験        消火器の使い方を映像で


簡易地震体験では地震の際の行動について


島袋義一さんに説明頂きました

災害のこと、防災について、身近なこととして感じることができる施設です。
おひとりからでも可能とのこと(要予約)。
ぜひご家族、友人と行ってみて下さい!

名護市防災研修センター
名護市大北3-31-50    TEL0980-52-3174
料金 一般(高校生以上)¥540 小学生¥120 中学生¥270 未就学児無料
※ただし名護市民の方はおよそ半額です

そしてMAIKOさんももうすぐ入団する消防団。
これからますます必要になる地域の防災のリーダーです。
参加者を大募集中です。
沖縄は全国一、消防団員が少ないのです。
非常勤地方公務員として少額ですが報酬や手当もあるとのこと。
また救助の訓練などいざというときのための専門的な知識も習得できるので、
誰かのため、地域のために何かしたいと思っている方にはピッタリだと思います。
消防団に興味のある方、各市町村の問合せ先もあります。
まずはコチラをチェック!

自分の住んでいる地域の防災情報は、お住まいの市町村のHPなどをご覧ください。
必ず防災マップなど、防災の情報は掲載されています。

最後に、覚えておいてほしいこととして、
災害にあった際、大事なことは、
①自らの命を守る「自助」
②周りの人を助ける、助け合う「共助」
です。
阪神淡路大震災の際、「共助」によって助かった人が多かったと古我知さんがおっしゃっていました。
そのためにはまず「自助」から。
日ごろから、一人一人が防災意識を持ち、
いざというときのために行動できるようにしたいですね。


「防災まちづくり大賞」の盾がかなりキュートでした!(笑)

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