2019年12月23日 「絵本はいかが?」
クリスマス直前の今回は、
子どもから大人まで楽しめる「絵本」について取り上げました。
ゲストは西日本最大級を誇るジュンク堂書店那覇店の森本浩平店長、
沖縄唯一の移動絵本屋さん「もりほんや」の絵本ソムリエ森 平太さん。
森さんが思う読み聞かせがなぜいいのか、以下の4つを上げてお話ししてくれました。
①語彙力を育てる(気持ちを伝えるときに言葉が必要)
②心を育てる(いろんな感情を動かして、心の運動をする)
③想像力を育てる(想像力が育つと工夫に繋がる、遊び方が変わる)
④親子の絆を深めることができる(絵本で頭の中を共有して、共感することで何を考えているかがわかるようになる)
森本さんに絵本の売れ方の傾向についてお話を伺うと、
絵本は他のジャンルの本と違う売れ方をするとのこと。
本だと売り上げランキングには新刊が並ぶことが多いのですが、
絵本は流行りなどがなく定番のものが多いそう。
なぜか、
絵本は子供のために買われることがほとんどですが買うのは本人ではなく、親。
読ませたい本=ためになる本、
ということで定番のものになる傾向が多いそうです。なるほど。
今回はジュンク堂那覇店の今年の絵本売り上げランキングもお聞きしました。
堂々の第1位は、「おしっこちょっぴりもれたろう」作ヨシタケシンスケ
とってもかわいい男の子のお話しです。
森さん曰く「ぼくもです」とのことでした(笑)
鎌田宏夢アナウンサーの朗読でお送りしました。
そして仲村美涼アナウンサーの朗読でお送りしたのは、
沖縄の作家さん、しろませいゆうさんの絵本、「転校生のウトゥルサン」。
おどろおどろしい、ユニークで不思議な女の子のお話しです。
あたたかい感動の結末が待っています。
仲田紀久子アナウンサーの朗読でお送りしたのは、
「よるくま~クリスマスのまえのよる~」作 酒井駒子
男の子を訪ねてくるくまのかわいらしいこと。
子どものころに読んだ絵本、
思い出したときに物語と一緒に絵も蘇りますよね。
大人になってからまた、絵本に親しむのもいいかもしれませんね。