シャキッとⅰ2016年06月15日(水)第3845回
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★今日のラジオカーリポート★
★僕の作文・私の作文★
今日は、糸満市立光洋小学校 ４年生 脇田まほさんの作文ご紹介しました！
タイトル 『 はじまった沖縄での生活 』
明日は ６年生 花城みくさんの作文ご紹介します！
★知っとくラジオ★
知って得する 知らないと損する 知っとくラジオ！
ファイナンシャルプランナー慶田城裕のちょっとお得なお金の話
慶田城裕(けだしろゆたか)さん
今日は『 相続 』について
※今日は、電波の状況が悪く、途中お聴きぐるしいところがありました。
本日のインタビューを文書化して掲載いたします。
相続にお悩みの方、ぜひ参考にしてください。
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慶田城：メロディさん。田久保さん。おはようございます。
今朝は、「相続」についてのお話です。その前に、メロディさん、質問ですが、相続と聞いて何をイメージしますか。
メロディ：お金持ちの財産を巡って、親族間の争い・・・。
慶田城：ドラマの見過ぎです。しかし、ひとつ言えているのは、相続と聞くと
多くの人はお金持ちが考えることとか自分にはあまり関係の無いことと思っています。
実際に2011年を例に見ますと、亡くなった人の家族で相続税を納めた人の割合はおよそ４％しかいませんでした。しかし、相続で揉めて家庭裁判所に相談にいった人の割合はなんと17％にもなるのです。
田久保：つまり結構な割合で揉めているということですね。それはまたなぜ？
慶田城：かつて家督相続で長男が全てを相続していた時代とは違い、現在は兄弟平等に権利を持つことになります。その時に分けられるだけの財産があればどうにかなりますが、例えば自宅だけと財産が少ない場合、平等に分ける事は現実的に難しく、揉める事が増えているのだと思います。
メロディ：特に沖縄県内では、仏壇と墓、旧盆などの行事等の問題も大きく、金額の大小だけでは図れない部分もありますよね。
慶田城：そうなんですね。相続対策で大切になってくるのは、残す人の意思をどれだけ尊重してあげられるかということと、事前に家族で話し合う場を作ることだと思います。その場合、いきなり“遺言”と言うとハードルが高いと思いますので、まずは、エンディングノートの活用がお勧めです。
田久保：終活ですよね。残る家族の幸せの為に築いた財産を巡って、家族が争うという状況になったら意味がありませんねぇ。
慶田城：残念ながらこれがよくあるパターンなんですね。なので、生きている間に、自宅や預金等についてどうしたいのか、意思表示をしておくことです。
次に相続税についてですが、昨年の1月に税法が改正され相続税を払う対象者が大幅に増える事が予想され、その影響で、相談者も増えています。
改正後に、やや減額にはなりましたが、3,000万円＋600万円×法定相続人の数の基礎控除があります。例えば、田久保家と同じく、配偶者と子供が3人の場合は（3,000万円＋600万円×4名＝5,400万円）までは相続税はかかりません。
子供が多いことは、相続税を計算する上でメリットになってきます。逆に少子化が進んでいますので、控除額が少ない人が増えています。
田久保：なるほど。私の場合、5400万円の以上の財産を作ると税金がかかってくるんですね。つまり、控除額以上の財産がある人は、事前の節税対策が重要になるということですか？
慶田城：仰る通りです。その際には専門家に相談することをお勧めします。特に自宅に関しては、建物は古くても立地によっては財産評価が高い場合もあるので、早めに相談に行かれると良いでしょう。さて、次回ですが、ライフプランについて話します。
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