第571回 番組審議会
2025年3月14日(金)
琉球放送の第571回番組審議会が、3月14日金曜日に琉球放送11階大会議室で開催され、課題番組「『田村淳の時は音なり』~2025沖縄ラッパーSP~」〈2025年2月5日(水)放送〉について審議が行なわれた。意見の概要は以下の通り。
【番組に対する委員の意見】
●偏見を取り払い、本質を見る大切さをあらためて考えさせられた。良い番組構成で、沖縄のラップシーンを広めるインパクトのある内容に仕上がっていた。
●田村淳さんの軽快なトークと適切なコメントで楽しく視聴できた。沖縄音楽の歴史を、年表を使い分かりやすくまとめていた。沖縄ラッパーの個性を上手く引き出す演出が良かった。
●地元テレビ局にしかできない番組で、沖縄ラッパーの素の部分を見ることができ、音楽ファンとして非常に面白かった。田村淳さんのコメントが的確で分かりやすかった。
●柊人さんの歌の歌詞が心に刺さった。音楽の力を強く感じさせ、さらに荏開津広さんとCHOUJIさんの話が番組に膨らみを持たせていた。
●ラップはパッションがなければ伝わらないジャンルだということを、あらためて感じた。ラッパー一人一人にフォーカスする続編を作ってほしい。
●沖縄ラッパーの素顔と、彼らが奏でる音楽とのギャップが新鮮だった。音楽が持つ力を実感し、沖縄の若い音楽家たちが世界に広がることに誇りを感じた。
●ラップに対するイメージを一変させ、さらに理解を深める内容になっていた。沖縄ラッパーの素晴らしさを見事に描いた番組。
【委員の意見に対する制作者の応答】
沖縄ラッパーとの交流を通じて、彼らの音楽性や人間性に感銘を受け、番組を作りたいと考えていた。先輩のアーティストが脈々と伝えてきたこと、沖縄の文化性、精神性など、彼らがジャンルを変えて継承しているところが、今回伝えたいポイントの1つだった。
出席委員
宮城邦治・森田美奈子・三島わかな・伊東和美・仲程拓・島袋彩子
欠席委員
富名腰徹(レポート提出)