第569回 番組審議会

2024年12月13日(金)

琉球放送の第569回番組審議会が、12月13日金曜日に琉球放送11階大会議室で開催され、課題 番組「創立70周年記念特番『映像が語る沖縄70年 ＲＢＣキャスターが見たニュースの舞台裏』」〈2024年11月20日（水）放送〉について審議が行なわれた。意見の概要は以下の通り。

【番組に対する委員の意見】

●自衛隊への報道スタンスの変遷と、大野京子さんのコメントが強く印象に残った。比嘉監督と島袋コー チの対談は、素晴らしい企画の１つだと感じた。

●セクションごとに分かりやすくまとめられ、象徴的な映像が使用されていた。沖縄の課題や進むべき方 向を示した良い番組だった。 

●歴代キャスターのコメントや年表を使った進行は良かったが、放送時間が長く、単調な印象を受けた。SNSと既存メディアとの関係は大変重要で、もっと取り上げてほしかった。

●激動の歴史を映像の力で見せてくれた良作。歴史を再検証するきっかけにもなるのではないか。川平 朝清さんのエピソードは、報道の原点、役割を示すものだと感じた。

●70年の歴史を凝縮した、中身の濃い番組。映像の持つ力を再認識し、多くを学び、考えさせられる内容 となっていた。膨大な映像資料は、沖縄全体の財産だと感じた。 

●沖縄の戦後社会と向き合った報道の記録として評価できる。番組は戦後の出来事を反芻する良い機会になった。 

●沖縄戦後史を報道してきた歴史を伝える意義深い番組。基地・沖縄問題に対する、本土との報道姿勢の温度差についての視点は特に良かった。 

【委員の意見に対する制作者の応答】

●歴代キャスターのエピソードを、番組に上手く反映できなかったことは反省点だと感じている。皆様から いただいたご意見を参考に、今後も様々な番組を作っていきたい。

出席委員
宮城邦治・森田美奈子・富名腰徹・伊東和美・仲程拓・島袋彩子

欠席委員
三島わかな（レポート提出）