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CORPORATE NEWS おしらせ

第567回 番組審議会

2024年10月11日(金)

琉球放送の第567回番組審議会が、10月11日金曜日に琉球放送11階大会議室で開催された。はじめに、テレビ・ラジオの10月番組改編ならびにテレビの番組種別ごとの放送時間について担当者から報告が行われた。続いて、課題番組「慰霊の日特番『#あなたの623 生放送でおくる慰霊の日』」〈2024年6月23日(日)午後2時00分~午後3時30分放送〉について審議が行われた。意見の概要は以下の通り。

【番組に対する委員の意見】

●沖縄戦を現在の問題として捉えるメッセージが強く感じられた。継承と防衛力強化の問題を分かりやすくまとめていた。

●慰霊の日の過ごし方が多様化していることが伝わってきた。エンディングの「月桃」の合唱も慰霊の日を象徴していて良かった。

●写真が添えられた投稿メッセージを軸として構成することで、多くの人の共感を生む要素となっていた。沖縄戦の記憶が薄れていく中、とても重要で大きな意義を持った番組。

●投稿メッセージ一つ一つが興味深かった。若い世代に向けたSNSの活用やゲストの起用は良かったが、沖縄戦や沖縄現代史に詳しいゲストもいれば厚みが出たのではないか。

●慰霊の日の意義を再確認させる番組。宮古高校の仲間さんの平和の詩の朗読は非常に心に響いた。対馬丸の学童疎開体験事業はとても良い取り組みだと感じた。

●県内各地からの実況中継により、慰霊の日がどのように迎えられていたのかを、上手く伝えていた。「慰霊の日」と「南西シフト」を番組内でワンセットとして位置づけている点には違和感をおぼえた。

●視聴者への伝え方に工夫が感じられた。一人一人の「慰霊の日」が日常の中でどうあるのか垣間見えた点も良かった。

【委員の意見に対する制作者の応答】

●近年「慰霊祭まで足を運べない」という声を聞き、慰霊祭の会場以外で悼んでいらっしゃる方々と繋がれないかというのが着想のスタートだった。皆様のご意見を参考に、戦後80年を迎える来年は、ブラッシュアップした番組制作ができるよう頑張っていきたい。

出席委員
宮城邦治・森田美奈子・富名腰徹・仲程拓・島袋彩子

欠席委員
三島わかな・伊東和美(いずれもレポート提出)

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