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第563回 番組審議会

2024年5月10日(金)

琉球放送の第563回番組審議会が、5月10日金曜日に琉球放送11階会議室で開催され、課題番組『RBC創立70周年特別記念番組 琉球歴史ドラマ「阿麻和利」』に関する審議が行われた。意見の概要は以下の通り。

【番組に対する委員の意見】
●理解しづらい用語をテロップで補足していた点が評価できる。子どもが視聴するにあたって、やや艶かしいシーンがあった。

●コミカルな演出によって子どもから大人まで楽しめるドラマとなっていた。CGを活用しながら、自然や構造物を生かした美しい映像となっていた点が評価できる。

●キャスティングがうまくマッチしていた点が評価できる。オープニングでのナレーションの印象が弱かった点が残念であった。

●登場人物に親近感を覚えるほどキャラクターがうまく確立されていた点が評価できる。楽曲や効果音が常に流れていたので、要所に絞って使用してはどうか。

●人物の成長や葛藤が気になり、次のエピソードがみたくなる構成となっていた点が評価できる。番組終盤の解説は、舞台となった場所に行きたいと思わせるものでよかった。

●ストーリーや構成、人物像などが親しみやすいタッチで描かれていた点が評価できる。阿麻和利の幼年期からの成長過程が単純で、唐突な印象を受けた。

●役者たちの熱のこもった演技や表情が異彩を放っており、素晴らしかった。劇中で話されている方言の言葉遣いや発音が時代にそぐわないものであったため、違和感を覚えた。

【委員の意見に対する制作者の応答】
●沖縄で生まれ育った息子に、沖縄に興味を持ってほしく、本番組のシリーズを立ち上げた。正義の多様性について考えてほしかったので、勧善懲悪的に人物を描いていない。息子が理解できる範囲で方言を織り交ぜ、テロップで補足をし、人物の立場によって言葉遣いを変えた。

出席委員
宮城邦治(委員長)・森田美奈子(副委員長)・三島わかな・富名腰徹・伊東和美・仲程拓・島袋彩子

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