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CORPORATE NEWS おしらせ

第555回 番組審議会

2023年7月14日(金)

琉球放送の第555回番組審議会が、7月14日金曜日に琉球放送11階会議室で開催された。
会の冒頭、新任となる仲程拓氏に委嘱状が交付された。続いて、番組審議会委員長会議の議題である「TBS制作番組・TBSネット番組について」意見集約が行われた。意見の概要は以下の通り。


●「サンデーモーニング」は博識かつ独自の視点から多角的なコメントをする、多彩なゲストを抜擢しており、評価できる。報道全般において消化不良のまま終わることが多々ある。視聴率アップを狙い、芸人の登場する番組が増え、社会問題を扱う硬派な番組が減っている。今後は、より報道に力を入れてほしい。


●ホラン千秋さんをはじめ、「Nスタ」は出演者たちが明るく、好印象だ。「世界ふしぎ発見!」海外ロケが再開され、ファンとして喜ばしい。旧統一教会の問題や、ジャニーズの性加害問題などに触れてこなかった点には問題がある。キー局が沖縄の基地問題や沖縄戦について取り上げる頻度が少ない印。過去映像を再編成した特番が増えており、手きの感がある。


●「サンデーモーニング」は政治・経済、時事問題からスポーツにいたるまで、一週間で起きた出来事を幅広く取り上げている点が評価できる一方、マンネリ化している部分もあるので変化が求められる。「A‐Studio +」ではゲストの交友関係を丹念に取材し、本来の人物像を引き出している「THETIME,」の、安住紳一郎アナの話術が巧みで安心感がある。「クレイジージャーニー」は新たな発見のある番組だ。


●「News23」において、著名人の自殺がトップニュースとして扱われており、視聴者への影響を鑑みると扱い方には議論の余地があると考える。しかし、キャスターの良心的なコメントには好印象。旧統一教会の問題に関し、継続的な取材が「報道特集」に生かされていた。


●TBSの報道は現場の調査や取材に重きをおいている印象だ。特に「報道特集」では、社会的に苦しんでいる人々に目を向け、私たちが日常では知り得なかった苦悩や、当事者と非当事者との理解を促進し、当事者がよりよい生活を送るための一助となっている。


●「がっちりマンデー!!」は、取材力が問われる番組でありながら、テンポ良く、かつ視聴者の興味をそそる手法でわかりやすく伝えている。「バナナマンのせっかくグルメ!!」は、バナナマンの親しみやすいキャラクターや、一般人との自然なコミュニケーションによって視聴者から愛されている。

出席委員
宮城邦治・成底勇人・富名腰徹・伊東和美・森田美奈子・仲程拓

欠席委員
幸喜徳子・三島わかな(リポート提出)

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