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CORPORATE NEWS おしらせ

第548回番組審議会

2022年11月11日(金)

琉球放送の第548回番組審議会が11月11日金曜日、琉球放送11階会議室で開催され、「九州・沖縄ドキュメント ムーブ 米軍基地を東京へ 右翼女性の参院選」について審議が行われた。

委員の意見は以下の通り。

●中村氏は右翼というよりもリベラルな感覚の持ち主で、その主張の多くに共感できた。淡々としたナレーションがドキュメンタリーの良さを引き出していた。

●沖縄の過重な基地負担を訴えるという点で番組の意義は大きいが、中村さんの出馬そのものはパフォーマンス的に捉えられかねず危うさを感じた。

●基地集中の理不尽さを伝えつつ、選挙制度についてもあらためて知ることができた。「ネオ・トウキョウ・プラン」は、計画の当初目的と中村氏の主張に齟齬が感じられたので、番組内でもっと深い説明があればよかった。

●基地問題を自分ごとと捉えて選挙に出馬した中村氏の存在は心強く、本土と沖縄の温度差を可視化する一助にもなっていた。気骨ある行動の背景にある中村氏の人となりをもっと伝えてほしい。

●情勢や資金面でも厳しい選挙戦の様子に加えて中村氏の人物像が紹介されており、その行動に希望が感じられた。基地問題へ関心を持つ人が増えるようにメディアで積極的に発信してほしい。

●冒頭の一人で演説する中村さんの姿に沖縄の置かれた状況が重なった。基地引き取り運動や息子との生活、不発弾撤去の活動などを丁寧に描いており、沖縄の現状に一石を投じるものとなっていた。

●話題性を意識した着眼点になっていた。番組の流れの中で同一の話題が分散していたので、それぞれでまとめてスッキリと見せた方がよかった。

出席委員
幸喜徳子・宮城邦治・成底勇人・富名腰徹・伊東和美・森田美奈子

欠席委員
三島わかな(リポート提出)

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