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CORPORATE NEWS おしらせ

第546回番組審議会

2022年9月9日(金)

琉球放送の第546回番組審議会は9月9日金曜日に予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大予防のために会議は行わず、各委員からのレポートによって審議を実施した。
今回は、琉球放送が会員社となっている日本民間放送連盟の放送基準の見直しについての諮問を行った。
委員の回答は以下の通り。

●特に異議はない。事細かな放送基準を厳しく守り報道しておられることにあらためて敬意を深くした。

●条文の構成から、放送メディアが第一義的に考慮すべきは「人権」ということが理解できる。警察発表を過信し過ぎず、自前の情報の精査を図って本質に迫る報道を望みたい。昨今の情勢から宗教の報道は難しい面が多いが、新基準の中で留意しながら伝えてほしい。暴力表現、性表現など公序良俗等に関する新基準はしっかりと自覚すべき。

●過去の作品の表現は「時代背景や作品性を重んじてそのまま放送している」などの断り書きを入れるのが最善。宗教用語でも慣習的表現となっている場合は一律に除外せず解説を付すなどして対応してほしい。バラエティー番組は瞬発的な発言が求められるので、地域文化への配慮を欠いてしまうおそれがある。人心に不安を与える内容は慎重に取り扱うという新基準に全面的に賛同する。

●異議なし。

●ジャーナリズムの責務、平和の追求といった事項をより強調してほしい。SNSの急激な進展など時代の変化への対応が遅れているため、頻回に基準を見直すべき。人身売買の項は、もっと時代にあった表題にしてほしい。宗教の章では反社会的行為に対する言及が必要。青少年に対してスマホゲーム・スマホアニメ・喫煙などの悪影響も強調してほしい。

●本見直しは、社会の変化、特に人権意識の一層の高まりや価値観の多様化に対応していること等が認められ妥当と評価する。社会の変化に丁寧に対応しているとともに、運用や用語への考え方が整理されており、一般人でも理解しやすい。事例が新しいものに洗い替えされている点も評価する。削除箇所の理由が示されるとより理解が進むだろう。

●特段、異議はない。著名人の自殺の取り上げ方については気になっていたところであり、「十分な配慮」が盛り込まれたことは良かった。

参加委員
幸喜徳子・宮城邦治・三島わかな・成底勇人・富名腰徹・伊東和美・森田美奈子

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