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CORPORATE NEWS おしらせ

第525回番組審議会

2020年7月10日(金)

琉球放送の第525回番組審議会が、7月10日金曜日午後4時より琉球放送11階会議室で開催された。会の冒頭、今回より委員となる森田美奈子氏へ社側から委嘱状が交付された。続いて審議に入り、「別冊 RBC THE NEWS~何をどう語り継ぐ? 戦後75年が問うこと~」について各委員から意見が述べられた。
意見の概要は以下の通り。

●復帰っ子世代であるゴリさんによる率直なコメントが生きていた。戦争にかかわった人たちの背景を知ることでさらに深く戦争を知ろうという新しい平和教育が興味深かった。

●高校生らによる演劇などから、今後の平和教育のキーワードとして「共感」が示唆されていた。広島・長崎の継承事例にも学ぶべきところが多く、これからの沖縄へヒントを数多く提供してくれた。

●平和教育に取り組む時間が足りないという関係者のコメントについて、その理由を深掘りしてほしかった。全国でも観たいと思わせるような編集上の工夫も必要ではないか。

●冒頭のBGMや出演陣などによって、重いテーマながら肩の力を抜いて視聴できる番組になっていた。若い世代の頑張りが描かれていた点も評価したい。

●沖縄戦の継承が非体験者から非体験者へのステージに移行していること、学校や行政の取り組みの重要性を取り上げるなど時宜にかなった番組。県外の事例を沖縄県行政にフィードバックするような要素も欲しかった。

●体験者不在でも可能な平和教育や、人類の歴史という大きな視点から沖縄戦をとらえる必要がこれから出てくるだろう。疑問に思っていたことが取り上げられており示唆に富んでいた。

●全国各地での継承に向けての取り組みに焦点を当てており、いずれも学ぶべきものが多かった。出演陣はテーマに沿って人選されていたが、やはり戦争体験者にも出て語ってほしかった。

 
出席委員
幸喜徳子・宮城邦治・成底勇人・三島わかな・富名腰徹・伊東和美・森田美奈子

欠席委員
なし

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