第502回番組審議会
平成30年4月13日(金)午後4時より
琉球放送の第502回番組審議会が4月13日金曜日午後4時より琉球放送11階会議室で開催された。会の冒頭、前月より新委員となった富名腰徹氏についての紹介が行われた。引き続き、ラジオ・テレビの4月改編について局側担当者から報告がなされ、各委員から意見が述べられた。その後、番組種別放送時間についてテレビ編成より報告があった。
ラジオ・テレビ局側担当者の説明の概要および委員からの意見の概要は以下の通り。
【ラジオ編成局制作部長】
ラジオ4月改編の目玉として、月曜~金曜よる9時~11時を「プライムエイジ・アワー」として設定した。「団塊花盛り!」のリニューアルに伴い、各曜日のパーソナリティーの特色をより出せる構成にしてパワーアップを図っている。土曜十五時からは生放送「にんきもんラジオ」がスタート。高校生が主体になった合同学園祭の主要メンバーが登場、動画ライブ配信やSNSなどを活用して、若い世代とラジオを結びつける突破口を目指す。その他は小幅変更。「サタデーマグネット」は日曜から土曜に引っ越して新リポーターに前田ロマーシアさんを起用した。土曜の日中は若者向けターゲットゾーンになっている。日曜10時はベテランの菊地志乃さんが送る「Villa de Weekend」で懐かしのJポップを、日曜15時には「ホリデー・イン・ポップス 21」で懐かしの洋楽、夜は懐メロ番組と、50~60代向けの番組を充実させている。
報告を受けて委員の意見は以下の通り。
●若い世代のラジオ離れという現象に歯止めをかけるための取り組みが興味深い。
●ラジオ離れが言われる昨今であるが、沖縄は相対的にラジオ聴取率の高い地域だと聞いている。スマートフォンでラジオを聴く傾向も若い世代にはみられるので、アプリなどの積極的な活用に期待したい。
●海外で「民謡で今日拝なびら」を熱心に聴いている年配のリスナーもいる。今後もいっそう愛されるラジオであってほしい。
【テレビ編成部長】
ローカルの改編の目玉は自社制作の情報番組「Aランチ」のスタート。土曜正午の放送で、人気パーソナリティーの糸数美樹さんを起用、田久保諭アナと情報をお届けするとともに、生放送の特性を活かした視聴者参加コーナーも設けた。毎週土曜日10時25分にはご当地ヒーロー番組「闘牛戦士ワイドー」も始まった。TBS系列では、人気のある22時台を時間枠大して強化を図っており、それに伴い「NEWS23」の開始時間が繰り下がる。ドラマも新しい作品が始まった。火曜日22時「雨のち晴れ」は若手俳優を起用した青春ラブコメディ。夫婦の絆をテーマにした金曜22時「あなたには帰る家がある」は中谷美紀さん、玉木宏さんら人気俳優の出演。日曜21時は二宮和也さんをはじめとする豪華出演陣の医療ドラマ「ブラックペアン」が話題。日曜20時のお金をテーマにしたバラエティ「坂上・指原のつぶれない店」、土曜23時30分の「ゲンバビト」が新番組としてスタートした。
報告を受けて委員の意見は以下の通り。
●「闘牛戦士ワイドー」を見た子どもたちが沖縄の闘牛文化に関心を持ってくれたら嬉しい。
●「闘牛戦士~」を通して海外の人にも沖縄の良さ、チムグクルが伝わるといいと思う。
●「Aランチ」は耳懐かしいタイトルで興味を引かれる。若い世代にとっても愛される番組になってほしい。
●「Aランチ」という言葉は分かりやすいので親しみが持てる。
●土日の早朝に子ども向けアニメが放送されているが、時間帯が早すぎないだろうか。
●「サンデーモーニング」のゲストはリニューアルが必要という意見も多い。新しい風にも期待したい。
出席委員
幸喜徳子・宮城邦治・成底勇人・三島わかな・富名腰徹
欠席委員
長元朝浩・松原知之