第496回番組審議会
平成29年9月8日(金)午後4時より
琉球放送の第496回番組審議会が、9月8日金曜日午後4時より琉球放送11階会議室で開催され、「RBCiラジオスペシャル ~同性パートナーシップ制度について考える~」について審議が行われた。
意見の概要は以下の通り。
●那覇市の取り組みや全国の事例を紹介するなど、少数派の自由を尊重する立場から制作されており、テーマに関心のある人にとっては共感できる内容だった。しかしメディアとしてどういうスタンスで伝えるかが今後の課題だろう。
●当事者たちの言葉が率直で説得力があった。那覇市だけではなく他府県や海外の事例を伝えるという制作姿勢も評価したい。ラジオは音だけのメディアなので、話者が分かりにくい箇所があったのは残念。
●LGBTを性指向の問題としてとらえるのではなく、「愛のあり方」ととらえることが重要で、人々の意識をどう変革させていくかがこれからの課題だと考える。
●LGBTに対する社会の理解が進んでおらず、さらに伝統的な家族観を復権させようとする動きもある現状で、このテーマを真正面から取り上げたことに大きな意義があった。
●当事者カップルを丁寧に取材することによって、同性パートナーシップ制度の現状を理解でき、さらに将来についても考えさせられる番組だった。
出席委員
長元朝浩・宮城邦治・三島わかな・成底勇人
欠席委員
幸喜徳子(レポート提出)・松原知之