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CORPORATE NEWS おしらせ

第490回番組審議会

平成29年2月10日(金)午後4時より

琉球放送の第490回番組審議会が、2月10日金曜日午後4時より琉球放送11階会議室で開催され、「RBC SFファンタジー大賞」受賞作品、ラジオ劇「曲がれない」について審議が行われた。

意見の概要は以下の通り。

●音声だけでもそのときどきの時代をうまく再現しており、臨場感があった。子どものせりふの言葉遣いは現代的で、当時のものとは異なっていたのが惜しい。

●子どもの成長を瑞々しく描くとともに、音楽を通して時代の移り変わりを浮き彫りにしていた。音による心理描写は巧みだったが、せりふや抑揚がもっと自然になるよう、こなれた演技力が必要だった。

●懐かしい昭和の時代を背景に、異質なものを理解することの難しさが表現されていた。父親の正体をうまくカモフラージュしたことで物語に驚きが生まれていた。

●民俗・社会的視点の盛り込まれたファンタジー作品で興味を引かれたが、時代考証などに不自然な点もみられた。石厳當は本来、魔をはね返すものであり、「曲がれない」の描写は適さないのではないか。

●現代では失われた不思議な世界を描こうと試みたが、笑いの盛り込み方やストーリーが現実に引きずられすぎてしまい、全体的に深みに欠けた。

●少女の成長を描いたこと、卒業式でエンディングを迎える展開は面白いが、伝統的なキジムナーの描写が一切なかったことや、題材としての新鮮みのなさが残念だった。

出席委員
大城将保・長元朝浩・宮城邦治・松原知之・三島わかな

欠席委員
幸喜徳子(リポート提出)

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