第477回番組審議会
平成27年10月9日(金)午後4時より
琉球放送の第477回番組審議会が、10月9日金曜日午後4時より琉球放送11階会議室で開催され、「RBC ザ・ニュース スペシャル~戦後70年の地平から~」第2部「球児がたどる沖縄戦~戦後70年に響いた校歌~」についての審議が行われた。
意見の概要は以下の通り。
●番組随所でカメラワークが光っていた。高校生へのインタビューは似たような発言が繰り返されていたので、聞き方に工夫が必要だった。
●高校野球のすがすがしさが伝わるとともに、かの激戦の様子や島田知事との関わり、平和教育の現場など、あまり知られていない事実が多数含まれていた。
●シリーズを通して丁寧な取材を行っていることは評価するが、校歌にかける思いはどの学校でも同じだと思われるため、特別感がなく物足りなさが残った。
●島田知事と糸満との関わり、そして校歌が番組の主眼だが、両者がうまく結びついていなかった。甲子園へ出発する場面で、地域の人が軍歌で送り出すシーンは番組内容にそぐわなかった。
●戦後七十年の節目に、平和な世の中について考えさせられた。校歌の作詞者がどのような思いを持っていたのか、インタビューなどで明らかにしてほしかった。
●戦争と高校野球を結びつけるのは無理があった。野球と島田知事との関わりでいうと、島田杯の名がついた「県高校野球新人中央大会」にも触れてほしかった。
●島田知事との縁が球児らにしっかり伝わっているのが理解できた。甲子園で校歌を歌うことと、平和を考えることをつなげた新鮮な構成だった。
出席委員
大城将保・佐久眞章・幸喜徳子・長元朝浩・与儀弘子・松原知之
欠席委員
宮城邦治(リポート提出)