第476回番組審議会
第476回 番 組 審 議 会
平成27年9月11日(金)午後4時より
琉球放送の第476回番組審議会が、9月11日金曜日午後4時より琉球放送11階会議室で開催され、「RBC ザ・ニュース スペシャル~戦後70年の地平から~」第3部「春想 託された命の点字」についての審議が行われた。
意見の概要は以下の通り。
●これまで光の当たっていなかった事実が多数盛り込まれており、感動的かつ教育的な番組だった。インタビューがいずれも素晴らしかった。
●タイトルを「春想」とした理由が分かりにくかった。真喜屋実蔵さんと塩谷治さんの存在が、その後の視覚障害者支援に大きな変化をもたらしたという、「出会いの奇跡」に驚かされた。
●二人の数奇な結びつきを、当時の新聞資料や映像を効果的に使いながら、関係者への丁寧な取材で描く底力と、こうしたエピソードを掘り起こした企画力を評価したい。
●真喜屋さんという人物に光を当て、沖縄戦後人物史のあらたな一面を見いだすことができた。一期一会というにふさわしい出会いを描き、深い感動を与えていた。
●「沖縄戦三部作」のひとつとして制作されているが、実質は二人の友情を描くヒューマンドキュメンタリー。他の二つとまとめる必要はなかった。心豊かなひとときを感じる素晴らしい番組だった。
●より二人の友情に主眼を置くようにして、沖縄戦という枠でくくらない方がよかった。真喜屋さんの作品をゆっくり味わうことができなかったのも残念。
出席委員
大城将保・佐久眞章・幸喜徳子・宮城邦治・与儀弘子・松原知之
欠席委員
長元朝浩