第468回番組審議会
平成26年11月14日(金)午後4時より
琉球放送の第468回番組審議会が、11月14日金曜日午後4時より琉球放送11階会議室で開催され、ダイドードリンコ 日本の祭り『絆、伝統つなぐ 獅子加那志豊年祭』についての審議が行われた。
意見の概要は以下の通り。
●気迫のこもった練習風景や、演じ終えたあとの満足そうな笑顔などをよくとらえていた。化粧や着付けなどを手がける裏方を取り上げるとさらに深みが出ただろう。
●練習で踏まれすぎて劣化した床から番組が始まったのが効果的。登場人物に感情移入しながら見ることができ、地域文化の高い精神性も感じられる内容だった。
●祭りの準備段階から本番までを過不足なく盛り込んだ素晴らしいドキュメンタリー。ベテランと子ども2人を中心に物語を構成したことが成功につながった。
●若手と子どもを主人公に据え、地域文化の継承というテーマをうまくとらえていた。長時間にわたる祭りの構成を主催者が議論している場面も欲しかった。
●神谷さんや知念さんが県立芸大の出身で、地域芸能の継承に熱心に取り組んでいることにも触れてほしかった。沖縄の言葉を残していくひとつの方策として村芝居があることに気づかされた。
●祭りの概要がはじめに紹介されており理解を助けたが、なぜ祭りが供養年忌ごとに実施されるのかも知りたかった。吉村教授のコメントは祭り全般ではなく、この祭りについてのものが良かったのではないか。
●地域への誇り、人々の絆、若者たちの成長がキーワード。人々が出自の場所に畏敬の念を持っていること、まつりを継承していくという意志が感じられる番組内容になっていた。
【出席委員】
大城将保・幸喜徳子・佐久眞章・長元朝浩・与儀弘子
【欠席委員】
宮城邦治・松原知之(いずれもリポート提出)