第44回「地方の時代」映像祭で「揺らぐ地方自治~辺野古移設が問うもの~」が放送局部門で選奨受賞
受賞作品
「揺らぐ地方自治~辺野古移設が問うもの~」
(2023年12月29日放送/50分)
あらすじ
普天間基地の移設問題は、国の代執行という形で山場を迎えた。国が自ら申請し、自ら承認すること を可能にする代執行は基地が集中する沖縄にあっては自治が機能しないことに等しい。埋め立ての賛 否を問う県民投票では、投票総数の7割以上が反対した。また、玉城知事は辺野古への移設「反対」を 掲げ再選した。このように民意は示され続けている。民意の背景には、沖縄戦の記憶やそれに続く過 重な基地負担、環境破壊への抵抗などがある。しかし、沖縄が何度反対の“民意”を示しても、政府は その姿勢を変えることはない。沖縄の自治と民意の姿からこの国のあり方を問う。
受賞の言葉
「このような賞をいただけたことを大変うれしく思います。作品を通じて一人でも多くの方がこの島で 起きている現状について知り、日本の民主主義の在り方を考えるきっかけになれば幸いです」(平良 優果ディレクター)
「本土から見れば沖縄で起きている問題は小さなことかもしれませんが、その一つ一つを伝えていく こと、声をあげ続けることの大切さを改めて感じました。これからも沖縄の声に耳を傾け、発信してい きたいです」(猪俣迪人カメラマン)
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